iPhoneの歴史において、近年最も衝撃的だったものはiPhoneXでしょう。何故なら、長い間ユーザーから親しまれてきたホームボタンを全面廃止したからです。フルスクリーンになったiPhone Xはその液晶性能をフルに発揮することが出来るというメリットがありますが、同時にホームボタンを愛用してきたユーザーが離れてしまうという懸念も発生したのです。
しかし、iPhoneXはホームボタンの廃止とともに新たな技術革新を生み出しました。それが「Face ID」です。Face IDは今まで使われていたTouch IDの指紋認証ではなく、自分の顔を使った認証システムとして話題になりました。驚くべきは、このFace IDはメガネをかけていても、帽子を被っていても本人と認識してくれるというものです。この正確な顔認証には多くの人が未来を感じたと言われています。
また、この顔認証システムは「アニ文字」という新しい絵文字も誕生させました。これは絵文字の動きをユーザーの顔の表情と連動させることによって、より親密なコミュニケーションを誕生させるものです。このような顔認証は後々大きな革新的流れを生み出すかもしれません。その他にもワイアレス充電にも対応しているなど、まさに「10年先を想像して開発された」というApple社の思想がそのまま詰め込まれていると言えるでしょう。
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